だったの。父。どんなふうに悪いやつだったかは、きみが大きくなって、興味があったら話そうと思うけど、それはそれは悪いやつだった。もちろんそれは自覚してて、でも悪いやつをやめられなくて、正直もうどうにでもなれ、って思ってた時期もあった。でも、きみの母は、そんなぼくを全て受け止めて「大丈夫大丈夫」ってずーっと待っててくれたんだ。それだけでもう神だよね。ゴッド。だから、だからっていうのはおかしいけど、だからこそ、ぼくはきみの母を一生死ぬ気で守り続けることに決めたんだ。一生かかっても返しきれないほどの恩なんだけど、だとしたら、また来世に持ち越して、来世も仲良しだったらいいな、って思うよ。きみが悪いやつにならないように、父がんばるからね。